「おひとり様」の備え
こんにちは。
「おひとり様」という言葉、すっかり定着しました。男女とも未婚の割合が増えていて40歳時点で男性の30％、女性の20％が、50歳時点でもそれぞれ26％、16％が未婚だそうです。確かに身内や職場でも独身の中高年って増えているような気がします。
こうした場合、兄弟がいないと経済的に困ったときに将来頼る人もなく心配している人も多いと思います。こうした人にとっていろんなリスクにつきて社会保険で何がカバーされるのか、社労士などに相談して良く確認しておき、不十分な点は貯金や保険で備えておいた方が良いと思います。
まず、病気などで働けなくなるリスクが一番気になるところですが、健康保険の傷病手当金を知っていた方が良いです。連続して4日以上働けなくなると給与の2/3を一年半迄受け取ることができます。逆に言うとそれ以降は1円も出ません。
老後の年金も気になるところです。これは毎年送付されるねんきん定期便に50歳を過ぎると予想受取額が記載されているのでそちらを参考にするのが良いと思います。やはり長生きリスクが一番読めないと思うのですが、年金は受給開始時期を遅らせば月あたり7/1000増えるので当面金銭的な余裕がある場合には支給開始を遅らせることも選択肢になると思います。
他にも障害を負った場合、要介護状態になった場合などさまざまな場面が気になるところですが、公的制度で一定の保障もあるので、闇雲に民間保険でカバーするのではなく、まずはこうした制度を良く確認しておくのが良いと思います。
